富士通ビー・エス・シーは12月8日、クラウド事業者向けのSaaS型課金計算システム「従量課金 onクラウド」を2011年1月から提供開始すると発表した。
同システムは同社の課金パッケージ製品「BillingSaver」の課金エンジンをSaaS化したもの。従量課金型での利用が可能となる。
「BillingSaver」はすでに大手通信キャリアや情報メディア、SaaS事業者などへの導入実績があるとされており、この機能を低コストで幅広く利用可能にすることが同システムの目的となる。
クラウドサービスをユーザーに提供する事業者は、同システムを利用することで、属性や時間、量、回数など、複数の課金要素を一元管理できるようになる。
なお、同システムは「富士通館林システムセンター」で運用される。
「従量課金 onクラウド」の販売価格(予定)は月額基本料金 2万8000円+提供サービスの従量課金算出額の1%相当の月額利用料金となる(別途、1企業あたり5万円の初期費用が必要。価格はいずれも税込)。
同社は同システムについて、販売開始後3年累計で36社への導入を目指す。