ウイングアーク テクノロジーズは11月25日、Excel形式の帳票出力を実現する製品「SVF for Excel」を、12月1日より出荷開始することを発表した。同製品の価格は、Windows/Linux版で80万円(サーバ/税別)、UNIX版で120万円(サーバ/税別)となっている。
同製品は、同社の帳票設計ツール「SVFX-Designer」で作成した帳票フォームをExcel形式で出力することを可能とするもの。Excelのライセンスは不要のため、管理の手間やコストを抑えたExcel帳票の運用をはかることが可能だ。また、マルチスレッド対応であり複数同時処理を行うことができるほか、ファイル連携およびAPI連携でも利用することが可能となっている。
Excel形式で帳票を出力する方式には「テンプレート出力方式」と「直接出力方式」の2種類があり、テンプレート出力方式はすでに業務で利用しているExcelファイルを帳票フォームとして活用し、一方の直接出力方式はSVFX-Designerで設計した帳票フォームをもとにExcel形式で帳票を生成する仕組みで、業務の運用にあわせて選択することができる。また、テンプレート出力方式は、テンプレート用Excelファイルにシートが複数ある場合に、SVFX-Designerの綴り機能と連動させることで、複数のシート情報を帳票ファイルに展開することができ、Excelの特徴に対応した運用が可能となっている。
さらに、従来の印刷出力やPDF、TIFFといった出力形式にも対応しており、用途に合わせた出力が可能となっている。