クロス・マーケティングは11月15日、富士通総研が提供する調査レポート「インターネットショッピング2010」の販売を開始。その一部を公開した。

調査は富士通総研が7月23日から7月31日にかけて実施。この1年間にネットショッピングを利用した10~69歳を対象に、電子メールでの告知によるWebアンケートを行い、1514件の有効回答が得られている(メール発信数は2000件)。

調査結果によると、過去1年のPCネットショッピングの回数は平均13.6回。平均合計額は11万3203円という結果だった。過去の結果と比べると、ショッピング回数は調査を始めて以来初めて下降、合計金額も前回(2009年4月実施)に続く2回連続の下降となっっている。ただし、平均合計額を平均ショッピング回数で割った1回あたりの平均利用金額は、前回よりも500円弱増加している。

この1年のPCネットショッピング利用平均値:過去との比較

直近1回のPCネットショッピングで利用したネットショップのタイプを問う設問では、「楽天出店ショップ」が32.0%で最大シェアを獲得。「楽天直営ショップ (10.2%)」と合わせた楽天市場全体のシェアは42.2%となっている。さらに「ヤフーショッピング(6.9%)」、「その他モール(3.0%)」を加えた"モール系"が全体の52.1%に上る。

利用したネットショップのタイプ

そのほか、同調査では、実店舗を持つ小売業が運営するネットショッピングに対しても設問を設けており、この1年に実店舗とネットショップの両方を利用した併用率が最も高かったのは「セブンイレブン/セブンネットショッピング(6.4%)」で、以下、「ユニクロ(5.2%)」、「DHC(4.2%)」、「イオン/イオンショップ、ネットスーパー(3.7%)」という順。店舗系ネットショップを利用する理由やメリットについては、「信頼感がある(53.0%)」、「(購入検討中の商品を)店頭で手にとって見られる(42.8%)」、「(実店舗で見て良いと思った商品を)営業時間外でも購入可(32.7%)」という結果になっている。

実店舗とネットショップの併用率上位

実店舗とネットショップの併用率上位