丸善、雄松堂書店、大日本印刷は1日、洋書や海外研究資料などの輸入・販売に関して業務提携契約を締結。デジタルコンテンツの作成やソリューションの開発についてなど、サービス体制の強化を図る。

丸善は、1869年から海外からの洋書、文具などの輸入・販売を通じて日本の近代化に貢献。また、雄松堂は、西洋稀覯書、学術洋書などの輸入・販売において、輸入学術書の専門店として評価を得ている。

今回、締結された業務提携は、上記2社が持つ洋書の輸入・販売に関するノウハウや経営資源を共有化し、大日本印刷の技術支援のもと3社共同で新業態や新商品、新サービスの企画、開発などの協業体制の構築を目的としている。

主な業務提携の内容は、洋書・海外学術研究資料の在庫および、代理店商品の相互供給、洋古書・稀覯書の在庫管理一元化、共同での商品企画および、開発ならびに海外交渉、その他、学術資料のデジタル化およびデジタルコンテンツの利用を含めたソリューションの開発など。

また、業務提携にともなう3年後のシナジー効果として、丸善および雄松堂の共通する既存事業において、合計10億円、売上総利益4億円の増加を見込んでいるとのこと。