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Google Web Search |
Google検索はHTTP経由で利用する。このため、検索に使ったキーワードやどういった検索結果を得たかは経路上にあるホストによって閲覧可能。たとえばネットワークを管理している管理者や、さらに上位のネットワーク管理者は実施しようとすれば通信内容を傍受できる。悪意あるプログラムに感染したPC経由で通信内容を傍受されるという可能性もある。
そういった場合、まだベータ版としての提供のみとなるがhttps://www.google.com/を利用するという方法がある。Google検索をSSL経由で利用するもので、PCとGoogle検索サーバの間の経路が暗号化される。検索に使ったキーワードやどういった結果を得たかを他人に知られたくない場合に活用できる機能だ。.comで提供されており、.co.jpでは提供されていない点に注意する必要がある。SSL経由で接続しているかどうかは次の3つの方法で確認できる。
- アドレスバーがhttps://からはじまっているかどうか
- アドレスバーやステータスバーにSSL通信を意味するアイコンが表示されているかどうか
- GoogleロゴにSSLの文字が表示されているかどうか
基本的には通信がSSL経由になるというものだが、通常の検索とはいくつかの違いがあるので注意が必要。注意点は次のとおり。
- イメージ検索やマップ検索は提供されていない。検索オプションにそれら検索オプションが表示されないことを確認できる。
- ブラウザのHTTPリファラは無効になる。
- 通常の検索と比べてSSL経由の方がPCのパワーを消費する。
- 通信が暗号化されるのはPCとGoogle検索の間のみ。検索結果のURLをクリックすれば、その段階以降からはGoogle SSLの範囲外となる。
https://www.google.com/では画像検索とマップ検索などいくつかの検索機能が提供されていない。これは今後の対応課題とされており、随時対応が進められることになる。また本来の目的とは異なるが、https://www.google.com/を使った場合にはブラウザのHTTPリファラが無効になるため、HTTPリファラ機能を無効にして対象のサイトにアクセスしたい、という場合にも利用できる。