インテージは5月17日、同社が2月に実施した「環境、経済、エネルギーに関する調査」の調査結果を発表。その結果、半数近くの人が太陽光発電やLED照明などの環境対応型商品を利用したいと回答したことが判明した。
同調査は、消費者の環境意識と購買行動を分析することを目的として同社が毎年行っているもの。調査地域は「全国」で、調査対象者は同社サービスのモニター会員(20~69歳の男女)。有効回答数は1021サンプルとなっている(調査期間は2010年2月23日~3月1日)。
今回の調査におけるアンケート項目「関心のある社会問題」としては、経済や年金などの社会情勢に関する問題に次いで5番目に「地球環境問題」がランクインするなど、環境に対する消費者の関心の高さが伺える結果となった。
また、太陽光発電や燃料電池、LED照明、ハイブリッド車などの環境対応型の商品に対する将来的な利用意向については、「太陽光発電」(50.8%)、「LED照明」(46.8%)、「ハイブリッド車」(38.9%)と、4~5割のユーザーが「将来的には利用したい」と回答したことがわかった。
同社は環境ビジネスについて、「これまではどちらかといえばBtoB関連の設備や装置などの販売が主であった」という見解を示しているが、今後は「一層の技術開発が促進され、高効率かつ低コストの商品が開発されれば市場の可能性はさらに広がる」としている。
なお同調査では、商品分野ごとに商品購入時の重視点に関するアンケートも実施。食品については「価格が安い・手ごろである」(63.8%)という回答が最も多く、家電製品については「故障せずに長期間使用できる」(72.3%)、自動車は「燃費が良い」(65%)といった回答が、それぞれ最も多いという結果となっている。