NECは5月6日、同社の「中期経営計画V2012」におけるグローバル事業展開の一環として、ヨーロッパの通信事業者向けクラウドビジネスを推進するための拠点「ヨーロッパクラウドコンピテンスセンター」を設置したと発表した。

同センターは、NECヨーロッパ社傘下のNECベリイカ社を中心として設置されたもの。同社はこれまでの国内外における通信事業者向けシステム納入実績やデータセンター構築・サービス提供ノウハウなどをベースに一層のノウハウ蓄積を行い、ヨーロッパ地域における戦略策定やソリューション創出、サポート体制の強化を図るとしている。

また同センターの今後について同社は、「欧州のみならず中南米やその他の通信事業者への事業展開にも活用していく」としている。

なお同社は2012年度の海外売上比率について、25%を達成目標としている。