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Ubuntu開発チームは4月29日(英国標準時間)、「Ubuntu 10.04 LTS(開発コード"Lucid Lynx")」を正式リリースした。デスクトップ版、ネットブック版、サーバー版の3種類が用意されている。
Ubuntu 10.04 LTSは、長期サポート(Long-term Support : LTS)版の最新バージョン。通常版が半年に1度のリリースであるのに対し、LTS版は2年に1度の頻度でリリースされる。また、LTS版は、デスクトップ版とネットブック版で3年間、サーバ版で5年間のセキュリティアップデートおよびメンテナンスアップデートが約束されている。
デスクトップ版では、前バージョンの9.10に比べ、起動速度が向上したほか、各種SNSサービスを利用するためのメニューを組み込むなどの強化を実施。サーバ版では、安定性やセキュリティ、仮想化機能などを拡張している。
同梱される主なソフトウェアのバージョンは以下のとおり。
- Linuxカーネル 2.6.32
- GNOME 2.30
- KDE SC 4.4.2(Kubuntu)
- XFCE 4.6.1
- X.Org server 1.7.6
- OpenOffice.org 3.2.0
- Firefox 3.6.3
- PostgreSQL 8.4.3
- MySQL 5.1.41
- PHP 5.3.2
- GCC 4.4.3
- Python 2.6.5
各エディションともUbuntuのWebサイト トップページからダウンロードできる。