NECは、IAサーバ「Express5800シリーズ」において、Intel Xeon 3400番台などを搭載するデータセンタ向け1Wayラックサーバ「Express5800/R110b-1」、およびオフィスや店舗に適した1Wayタワーサーバ「同/T110b」の2モデルを発表した。ラック型のExpress5800/R110b-1が2月1日から出荷され、価格は179,000円から、タワー型のExpress5800/T110bが1月26日から出荷され、価格は128,000円からとなっている。

「Express5800/T110b」

「Express5800/R110b-1」

新サーバは、AC/DCの変換効率が80%以上であることを示す、80PLUS認証を取得した高効率電源を採用することでサーバ内の電力ロスを削減。さらに、Intel Xeon 3400番台や、設置場所の温度、ハードウェア構成情報、負荷を総合的に判断して冷却ファンの風量を最適化する独自の動的ファン制御技術を採用することにより、Express5800/R110b-1では従来製品比で52%の省電力化を実現した。

新たに低消費電力のSSDや2.5型HDDにも対応(最大8台まで搭載可能)し、3.5型HDDの場合、2TBのSATA HDDを最大4台まで搭載することができる。また、電源及び冷却ファンの二重化が可能となっている。

そのほか、標準搭載のサーバ管理ツールを強化し、遠隔地から複数のサーバの修正モジュールを一括で適用可能な機能「ExpressUpdate」をNECの1wayサーバとして初めて搭載した。

サポートOSは、Windows Server 2003 Standard Edition(SP1以降)、Windows Server 2003 R2 Standard Edition(x64を含む)、Windows Server 2008 Standard (x64を含む)、Windows Server 2008 R2 Standard、Red Hat Enterprise Linux 5.4、Red Hat Enterprise Linux 5.4(EM64T)となっている。