キヤノンマーケティングジャパンは11月18日、電子帳票システム「Report ViewerII Ver. 2.0」を発表した。

Report ViewerII Ver. 2.0は、基幹システムから出力される発注書や請求書などの帳票データをWebブラウザ上で表示、検索、出力することができる電子帳票システム。新版では、SOAに対応したほか、帳票データと関連する文書の一元管理が可能になった。

SOA対応という点では、同ソフトウェアのWebサービス化を実現。ESB(Enterprise Service Bus)を介して、他のアプリケーションと柔軟かつシームレスに連携できるようになり、従来のように電子帳票システムを別途起動するといった手間が省けるようになった。

Report ViewerⅡ Ver. 2.0の導入例

また、関連文書の管理については、これまで、Microsoft Word/Excel文書やPDF文書を添付した帳票データが存在する場合、それらのデータをファイルサーバなどで別途管理する必要があったが、新版ではそれを同一システム内で管理できるようになった。また、それらの添付ファイルに対して、帳票データと同様に5段階のアクセス権限レベルを設定することが可能だ。

動作環境は以下のとおり。

Report Viewer IIサーバ OS: Solaris 10
DB: Oracle11g
Java: J2SE 1.6
WebServer: Sun Java System Web Server 7.0
クライアント Windows XP Professional / IE6.0
Windows XP Professional / IE7.0
Windows 2000 Professional / IE6.0
Windows Vista Business /IE7.0

価格は280万円~。11月20日に発売開始され、2011年までに30本という販売目標が掲げられている。