日立製作所は10月8日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の小型高集積モデル「BS320」向けに提供されている「PCI拡張サーバブレード」に対して、サーバ仮想化機構「Virtage(バタージュ)」を標準搭載すると発表した。

PCI拡張サーバブレード

BS320

Virtageは、日立が独自に開発した仮想化機構。BladeSymphonyのハイエンドモデルにあたる「BS2000」および「BS1000」向けには以前から提供されていた。日立では、中堅・中小企業における仮想化ニーズの高まりを受け、今回の提供に至ったと説明している。

製品の概要は以下のとおり。

製品名 「BS320」PCI拡張サーバブレード(OSレスモデル)
スペック ・インテル Xeon プロセッサー L5520(2.26GHz)/X5570(2.93GHz)/E5540(2.53GHz)/E5520(2.26GHz)/E5502(1.86GHz)最大2 (最大8コア)
・メモリ最大48GB
・サーバ仮想化機構Virtage標準搭載
価格 34万6500円~
提供開始時期 10月30日

また、同社は、今回のリリースに併せて、構築支援サービスやサポートサービスも拡充する。

機能エンハンス時の最新ファームウェアの提供や問題解決支援などを行う「日立サポート 360 BS320 Virtageサポートサービス」の提供を始めるほか、「BS2000」「BS1000」で提供している「Virtage EasyStartサービス」やシステム設計・構築などのプラットフォームソリューションを「BS320」にも適用する。

さらに、「日立サポート 360 サポートサービス for Red Hat Enterprise Linux 5(Virtage)」も新たに開始。Red Hat Enterprise Linuxの実行環境が、1ライセンスで1サーバ(4論理サーバまたは10論理サーバ)まで定額でサポートされる。こちらは年間20万6640円~。