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MozillaのDoug Turner氏が23日(米国時間)、自身のブログにおいてOrientation in Firefox and beyondのタイトルのもと、最近Mozilla trunkビルドに姿勢イベントをサポートするための機能を追加したと説明している。このイベントを使うことで姿勢情報を活用したアプリケーションの開発が可能になるという。最初はMacBook Proを対象のハードウェアとし、以後、ほかのハードウェアへの対応を進めるという。

イベントリスナを追加するサンプルコード - Orientation in Firefox and beyondより抜粋

イベントが発生した場合に渡されるオブジェクトには-1から1までの間の値をもったx、y、zの3つの値が収められているという。0がバランスポイントを表現する。たとえば机にMacBook Proを置いた状態では(x, y, z)は(0, 0, 1)になり、キーボードの左側を持ち上げれば(0, 0, 1)のxの数値が増え、逆に右側を持ち上げればxの値は減ることになると説明がある。xは左端から右端への軸を表現している。

加速度に変化があった場合にコールされる - Orientation in Firefox and beyondより抜粋

yは前後の軸を表現しており、たとえば前面を持ちあげればyの値は減少し、元に戻すとyは増加することになる。すでにSamsung Windows MobileデバイスおよびHTC Windows Mobileデバイスへの対応コードもあるという。APIは今後変化する可能性があるとともに、Firefox 3.6に取り込まれるかどうかはわからない。しかし、将来のFirefoxに加速度を使うための機能が追加される可能性がでてきたといえる。