ソフォスは、デスクトップPC、ノートPC、リムーバブルメディアなどのデバイス及びメディア上のデータを自動で暗号化する製品の最新版「Sophos SafeGuard Enterprise 5.40」をリリースした。販売代理店を通じて8月24日より出荷が開始される。

最新バージョンでは、リムーバブルメディア暗号化の操作性を向上させ、サポートの追加や互換性の向上など、データセキュリティ環境の効率化を図る新機能や改善が加えられている。

リムーバブルメディア暗号化の機能拡充では、パスフレーズによるシングル・サインオン機能を実現し、一度認証を受けたユーザーはリムーバブルメディア内の全ての暗号化ファイルへのアクセスが可能となり、都度パスワードを入力する必要がなくなった。

また、リムーバブルメディアからの読み取り/書き取りの際に、ファイルの種類によるブロック機能を追加し、リムーバブルメディア自体のアクセスの遮断・許可をせずに、ファイルの種類ベースでの詳細なセキュリティポリシーを設定することが可能になった。

そのほか、サーバを複数のユーザー企業で共有する環境でも集中管理を可能にしたほか、パスワードを忘れた際に、あらかじめ定義された質問に答えることで再設定を可能にする機能が追加された。

「Sophos SafeGuard Enterprise 5.40」は、Sophos SafeGuard Device Encryption(内蔵/外付けハードディスクとリムーバブルメディア暗号化)、Sophos SafeGuard Data Exchange(USBメモリなどリムーバブルメディア、電子メール添付ファイル暗号化)、Sophos SafeGuard Configuration Protection(情報漏えい、外部からの攻撃に対するポート/デバイス管理)、Sophos SafeGuard Management Center(集中管理用プラットフォーム)の4つのモジュールで構成され、個別に導入することも可能だが、100-199台を対象に上記4モジュール全てを導入する場合、1台あたりの参考価格は1万8,720円(税別)となっている。