マーケティング会社のインテージと企業向けビジネス・ソフトウェア会社のSAPジャパン(以下SAP)は15日、消費財業界の中堅・中小企業向けに企業戦略の立案から業務の実行までを支援する情報可視化のソリューションを開始する。

今回、2社の協業によるソリューションでは、企業が保有する売上や利益、費用といったSAPが提供するERPシステム「SAP ERP」に集約されている各種ビジネスデータに、インテージが提供・開発する顧客視点の市場データや、主にマーケティング部門など現場レベルで使われる購買データ、購買行動などのマーケティングデータを、SAPのエンタープライズインテリジェンスプラットフォーム「SAP BusinessObjects Business Intelligence」上で融合。これにより、ダッシュボード上において経営者から営業・マーケティング担当者などそれぞれのユーザ層に合わせたKPIの設定や、それらを一元的にモニタリング・分析することが可能になる。企業の施策と効果の因果関係を体系的・視覚的に捉えることで"見える化"のみならず、マーケットにおける企業の問題点や課題を瞬時に把握する"解る化"までに結びつけ、経営判断からアクションまでの迅速化と的確な実行を実現する。