KDEコミュニティは5月13日(米国時間)、UNIX系OS向け統合デスクトップ環境の最新プレビュー版「KDE 4.3 Beta1」を公開したと発表した。

KDE 4.3 Beta1の画面

KDE 4.3 Beta1は、KDE 4.3の初めて一般公開されたバージョンになる。KDE 4.3では、「ユーザーエクスペリエンスの洗練」を中心的なテーマに据えて開発を進めており、主な機能拡張点として次のようなものが挙げられている。

  • プロセスの権限制御を行える開発ツールキット「PolicyKit」を統合
  • Geolocationサービス(地理情報を活用したサービス)を統合
  • 新たなWindowアニメーションエフェクトを提供
  • CUIのアプリケーションランチャー「KRunner」にヘルプ機能を搭載
  • デスクトップシェル「Plasma」のアドオンを多数追加

そのほか、PIM(Personal Information Manager)やゲームにおいても変更が加えられている。詳細はこちらで確認してほしい。

ダウンロードはKDEのダウンロードサイトから行える(現在は「KDE 4.2.85」として提供)。正式リリースは7月末が予定されており、今後はスケジュールどおりのリリースを目指してバグフィクスに力を入れていくという。