ミサワホームは24日、企画商品化や省部材設計によるコストダウンを実現した企画住宅"スマートスタイル"シリーズから、太陽光発電システムを搭載した木質系住宅「SMART STYLE - ZERO(スマートスタイル ゼロ)」を発売する。販売は沖縄を除く全国。

「SMART STYLE - ZERO」の外観

同住宅の特長は、創エネ・省エネ・省資源に有効な機器や建材、設備、空間設計を組み合わせたこと。急勾配で大きな屋根とすることで、太陽光発電パネルの設置面積を多く取ることができ、受面日射量が増して発電効率が向上。これにより最大7.48kWの太陽光発電システムの搭載が可能となったという。壁には日射反射率の高い白色を採用。また、自然冷媒ヒートポンプ給湯機"エコキュート"をはじめとした最新の省エネ設備の導入、LEDや蛍光灯を使用した高効率照明を採用したほか、省資源に寄与するリサイクル材"Mウッド"、"再生タイルカーペット"、"せっ器質床タイル"などを使用する。

さらに、効果的に日射遮蔽と日射取得、通風を得られるように設計した"軒・袖壁一体デザイン"、太陽エネルギーを利用する"蓄熱・蓄冷土間"、室内環境を通風と排熱により整える"吹き抜け"など、風や光などの自然エネルギーを取り入れた活用する空間設計を行うことにより、冷暖房負荷を低減できるとのこと。

今回、搭載する太陽光発電システムの発電能力が異なる(2.45~7.48kW)3種類のエコモデル「ゼロCO2・ゼロエネルギーモデル」「ゼロコストモデル」「ECOモデル」を用意。同社の試算によれば、最も発電能力が高い「ゼロCO2・ゼロエネルギーモデル」では、ゼロCO2(カーボンゼロ/居住時のCO2排出量収支が計算上ゼロ以下)、ゼロエネルギー(居住時のエネルギー収支が計算上ゼロ以下)、ゼロコスト(居住時の光熱費収支が計算上ゼロ以下)を達成できるとしている。