富士通は4月6日、2WAYラック型サーバPRIMERGYシリーズの新製品として、Xeon 5500番台を搭載する「RX300 S5」および「RX200 S5」を発売した。価格は29万7,000円(税別)から、提供開始は4月28日を予定している。

PRIMERGY RX300 S5

新製品は、最新CPUの搭載、交流電圧から直流電圧への変換効率が高い電源ユニットの採用、吸気面積率改善による冷却性の向上により、省電力性を実現したという。またHDDなどのオプション部品については色付きのタッチポイント(交換時や作業時に手が触れる部分)を採用、視覚的にわかりやすくすることでメンテナンス時の作業の効率化を図るなど、使いやすさに配慮したとしている。

新製品の価格は以下の通り。

モデル名 タイプ 価格(税別)
PRIMERGY RX300 S5(3.5/2.5インチSASモデル) ディスクレスタイプ 29万7,000円
PRIMERGY RX300 S5(2.5インチSASモデル) Windows Server 2008 Standard バンドルタイプ/アレイ-73GB×1(RAID0) 40万7,000円
PRIMERGY RX200 S5 ディスクレスタイプ 26万1,000円
PRIMERGY RX200 S5 Windows Server 2008 Standard バンドルタイプ 37万1,000円

併せて、4月1日に統合した富士通テクノロジー・ソリューションズによるPCサーバにおけるグローバルでの製品開発および製造改革の実現により、本体価格を最大49%安くするなどの価格改定を実施した。

本体の値下げ幅は、タワー型サーバで最大38%、ラック型サーバで最大39%、ブレードサーバで最大49%。オプションではメモリが最大90%、内蔵HDDが最大50%。 主な製品の新価格および値下げ幅は、以下の通り。

製品名 仕様 価格(税別) 値下げ幅
PRIMERGY TX150 S6(SASモデル) Windows Server 2008 Standard ダウングレードサービス付き(Windows Server 2003 R2、SE アレイタイプ-73GB×2(RAID1)) 29万6,000円 16%
PRIMERGY RX600 S4 ディスクレスタイプ 86万1,000円 38%
PRIMERGY BX620 S4 サーバブレード ディスクレスタイプ 20万円 38%