ぷらっとホームは6日、クラウドコンピューティング向け1Uサーバ「CloudStation E」を発売した。価格は41万7,900円。出荷は5月中旬に開始される予定だ。

CloudStation E

CloudStation Eは、インテルサーバーボードS5500WBを採用した高密度実装向けの省電力/マルチコアサーバシステム。インテルXeonプロセッサ L5520を2基搭載し、インテルQuickPathインターコネクト(インテルQPI)によるCPU - メモリ間の帯域の広さと低メモリレイテンシによる高いパフォーマンスを特徴としている。また、従来のインテルXeonプロセッサ搭載サーバ「TRQX-1/50SA」と比較して、アイドリング時で54%、負荷時で14%もの消費電力削減が可能だ。

マザーボードは、冷却効率を最大限に考慮したパーツ配置となっていて高い冷却効果が得られるほか、単一12V入力方式の採用で電力供給回路の単純化と不要パーツの削減を実現している。

ぷらっとホームでは、CloudStation Eを用いたXen、VMware、KVM、Hyper-Vなどの仮想化システム導入/運用のサポートを行い、将来的にはインテルXeonプロセッサーL5520のノードマネージメント機能(パワーキャッピング機能)を活用したシステム電力管理ソフトウェアの実装も予定している。

基本仕様は、CPUがXeon L5520×1(最大2基)、チップセットがIntel 5500(ICH10R+IOH24D)、メモリが6GB DDR3レジスタードSDRAM(2GB×3、最大32GB)。グラフィックス機能はMatrox G200 8MB相当のServerEngines LLC Pilot IIを利用する。ストレージは16GB容量のSSD×1(最大4TB)、ストレージインタフェースは3.0Gbit/s SATA II、ストレージベイは2.5インチ×4、拡張スロットはPCI Express x16×1(空き×1)。その他の機能はギガビットLAN×2など。

本体サイズは430(W)×668(D)×43(H)mm、重量は10.8kg(最大構成時13kg)。形状は19インチラックマウント、高さは1U。