日本電気は4月2日、証券会社の取引業務をモデルとしたトランザクション性能を測定する業界標準ベンチマークテスト「TPC-Eベンチマーク」において、同社のNEC Express5800/スケーラブルHAサーバが世界最高記録となる1秒あたり1,568.22トランザクションを達成したと発表した。
今回ベンチマークテストに使われたのは、ボックス間高速インターコネクト「HSI(High Speed Interconnect)」により最大4ボックス/16プロセッサまでのシームレスな拡張が可能なインテルXeonプロセッサ7400番台搭載の大規模基幹業務向けサーバ「NEC Express5800/A1160」、SAN対応ディスクアレイ装置「NEC Storage D3-10」、Microsoft Windows Server 2008、およびMicrosoft SQL Server 2008の組み合わせ。今回のベンチマークの性能記録値と測定システム環境は以下の通り。
記録値
スループット | 1,568.22 tpsE |
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価格性能比 | 1,180.01 USドル/tpsE |
測定システム
製品名 | NEC Express5800/A1160 |
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プロセッサ | Intel Xeon Processor X7460(2.66GHz/16MB L3cache) |
プロセッサ数 | 16 |
プロセッサコア数 | 64 |
プロセッサスレッド数 | 64 |
システムメモリ | 512GB |
オペレーティングシステム | Microsoft Windows Server 2008 Datacenter x64 Edition |
ストレージシステム | NEC Storage D3-10 |
データベースソフトウエア | Microsoft SQL Server 2008 Enterprise x64 Edition |
データベースサイズ初期値 | 6,197GB |
ストレージ | 147GB(15,000rpm) 960台、300GB(15,000rpm) 20台、Redundancy Level 1 |