トヨタ自動車は5日、ハイブリッドシステム搭載車向けのエコドライブサポート機能「エコドライブモニター」を開発したことを発表した。5月中旬に発売予定の新型プリウスに搭載する。同機能は、センターメーター内に装備したモニターにハイブリッドシステムの動作状況や燃費情報などを表示するもの。

特徴的な機能は、アクセル開度からブレーキ操作によるエネルギー回生状態までを示すハイブリッドシステムインジケーターで、回生状態を示すチャージエリア、燃費に良い走行状態のときにエコドライブインジケータランプが点灯するエコエリア、パワーエリアから構成される。チャージエリア側に近づくように意識した運転を行うことによりモーターによる走行が多くなり、実走行での燃費が向上するという。

ハイブリッドシステムインジケーター表示

そのほか、直近の燃費をチェックできる1分間燃費と5分間燃費、エンジンスタートからストップまでの最高燃費と過去5回までの平均燃費を表示する燃費履歴、モーターとエンジンの動作状態をリアルタイムに表示するエネルギーモニターといった機能を備える。これらの機能は、モニターを切り替えることにより表示することができる。

1分間燃費表示

5分間燃費表示

燃費履歴表示

エネルギーモニター表示

また、ハイグレードHDDナビゲーション搭載車では、エコエリア走行の持続度に応じてメーターが増減するエコレベルメーター、持続レベルの文字情報、エコドライブのためのアドバイスや豆知識などをナビゲーション画面に表示することができる。

HDDナビゲーションの表示画面