「ActionScript」とは、Adobe Systems製品のFlash関連で使用されているプログラミング言語です。Webプラットフォームがデスクトップに移行されたAdobe AIR環境が開発されて以降、多数のデベロッパーがFlashベースのAIRアプリ開発に乗り出し、ActionScriptはより一層注目を浴びることとなりました。

「AS3 Class Diagram」とは、AdobeのFlex Teamが公開していたActionScript 3.0のクラス相関図ポスターのことです。ポスターと言っても、紙で配られているわけではなく、PDFで配布されていましたが、ファイルサイズも巨大だった上に用紙サイズも大きく、出力するのも一苦労。せっかくならスマートに見ようと作られたAIRアプリケーションが『AS3 Class Diagram Viewer』です。

「AS3 Class Diagram Viewer」起動画面。見た目は巨大なPDFファイルといったところだ。さすがにこれだけのサイズを出力するのは難しいだろう

全体表示から見たい部分をクリックすると徐々にズームインしていき、細部がはっきりと見えるようになる。関数名やデータ型などの情報が四角ごとに書き込まれ、各項目別に記載されている

関数の関連なども一目でわかるように矢印で描かれているが、役割などの詳細な部分は説明されていない。ある程度各クラスや関数を理解していることが前提で、チート的に用いるツールであるといえるだろう

ActionScriptはAdobe独自のプログラミング言語であり、未経験者にはもちろん、ある程度使いなれた人でも相互関係をうっかり忘れる、ということがあります。「AS3 Class Diagram Viewer」を傍らに置き、困ったときはチラリと眺める。ActionScriptマスターになれる日も近いかもしれません。

(森 哲/デジカル)

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