XBug - The Javascript Debugger |
Greg Salisbury氏がXBugと呼ばれるJavaScriptデバッガを公開している。現在のバージョンはWindows XPとVistaで動作するが、WindowsサーバやLinuxサーバで動作しているWebページに対しても適用できるとされている。ただしデバッグにはXPやVistaが必要で、将来のバージョンでほかのプラットフォームにも展開していくことになるとみられる。
XBugの操作は簡単だ。デバッグしたいJavaScriptコードが含まれたWebページを選択してリアルタイムにデバッグを実施する。別ウィンドウでブレークポイントの設定やウォッチポイントの設定が可能で、実行中にトレースログを閲覧したり、変数をチェックすることもできる。
XBugが魅力的なのは特定のWebブラウザではなく、IE 6/7、Firefox 2/3、Google Chrome、Safari 3などの主要なWebブラウザに対応しているところにある。2008年いっぱいはβ版として提供され、β版の間は無償で利用できる。それ以降は個別にライセンスを取得する必要がある。クロスブラウザのJavaScriptデバッガを模索している場合には一度検討してみるとよさそうだ。