W3C

The XML Core Working Groupは11月26日(米国時間)、Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Fifth Edition)をW3C勧告として発表した。第五版は基本的にこれまで発見された不具合を修正したバージョン。広く採用されているXMLの根本となる規約の最新の修正版ということになる。

しかし第五版はいくつかの点で注目に値する。まず、XML 1.1から仕様のいくつかがバックポートされており、要素名や属性名に使える文字制限が緩くなっている。XML 1.1で使えた名前がXML 1.0でも適用しやすくなった。

ほかにも制限が緩くなったところがあり、従来よりも柔軟に活用できるバージョンに仕上がったことになる。しかし第四版以前のバージョンに適合したパーサでは第五版に適合したXMLは処理できない可能性も出てきている。広い活用を望むのであれば今回緩められた制限については適用しないほうがいいだろう。