11月28日(米国時間)、FreeBSD 6系の最新にして最終版となるFreeBSD 6.4-RELEASEが公開された。amd64、i386、pc98、sparc64アーキテクチャ版が提供されている。alpha版は後日別途アナウンスされる見通し。amd64/i386はbootonly、disc1、disc2、disc3、docs、dvd1が提供され、disc1およびdvd1はLiveCD/LiveDVDとしても活用できる。6.4における主な注目点は次のとおり。
- 大量の改善が実施された新しいNFS Lock Managerクライアントの導入
- Camellia暗号の導入
- USBデバイスやGPTが有効になったBIOSからGPTラベルの付いたデバイス起動を実現
- amd64/i386向けDVDインストールISOイメージファイルの提供
- BIND、sendmail、OpenPAMなど3rdパーティアプリの更新
- KDE 3.5.10およびGNOME 2.22.3の提供
6.4はExtendedとされ2010年11月30日までセキュリティ更新がサポートされる。6系でサーバを運用している場合、6.4へのアップグレードおよび2010年11月30日までに7系または8佳へのアップグレードを計画されたい。マルチコアスケーラビリティやギガビット高速ネットワークのパフォーマンスはすでに7系や8系が優れている。新規にサーバを構築する場合も6系ではなく7系の採用を検討されたい。