チェンジビジョンは7日、プロジェクトの現状を見える化するツール「TRICHORD」のIBM Rational Team Concert対応バージョン「TRICHORD for Rational Team Concert(以下、TRICHORD for RTC)」を来春リリースすると発表した。
TRICHORDは、プロジェクトの進捗状況やタスク等の情報を見える化して関係者の間で共有するための製品。「Todo」「Doing」「DONE」の3つのステータスでタスクを表示し(かんばん機能)、取り掛かり中の作業や今後やるべき作業を一目でわかるかたちで管理できるほか、各イテレーション内の残り期日と残タスクの関係をグラフ表示させ(バーンダウンチャート機能)、プロジェクトの進捗度合いを視覚的に捉えることも可能になっている。また、メンバーが当日の気分と一言を公開することができる「ニコニコカレンダー機能」も搭載されている。
現在リリースされているTRICHORDは、PC上で動作するJavaアプリケーションとして開発されているのに対し、今回発表された「TRICHORD for RTC」はIBM Rational Team Concert上で動作し、Webブラウザ経由で利用することができる点が特徴として挙げられている。
なお、IBM Rational Team Concertは、ソース管理、タスク管理、ビルド管理などの機能を備え、開発者間でメッセージのやりとりも行えるコラボレーションプラットフォーム。同製品上でTRICHORDを動作させることで、かんばん機能などが有効になり、プロジェクトの現状が把握しやすくなるという。