PC-BSD - free operating system with ease of use in mind

iXsystemsはPC-BSDの最新版となるPC-BSD 7.0 Fibonacci Editionを発表した。PC-BSDはFreeBSDをベースにして開発されたデスクトップOS。サーバOSとして活用することも可能。PBI (Push-Button Installer)と呼ばれるライブラリ内包型のアプリケーションパッケージなどに特徴があり、アプリケーションのインストールやアップグレード、ロールバックが簡単におこなえる。JavaなどFreeBSDでビルドが面倒とされているアプリケーションも簡単にインストールできる。

PC-BSD 7.0にはWardenと呼ばれるFreeBSD Jail管理ユーティリティが追加されたほか、インストーラにおけるUFS2/ZFS/ジャーナリング選択機能の追加、デュアルディスプレイ設定機能追加、Wineサポートの改善、ULEスケジューラの採用といった改善が実施されている。

PC-BSD 7.0動作画面 - PC-BSDサイトより抜粋

PC-BSD 7.0はPC-BSDにとってひとつのマイルストーンとなるバージョンだ。同バージョンからバージョニングがFreeBSDのリリースバージョンと一致するようになったほか、FreeBSD 7-stableへの移行、KDE 4.1の採用といったように最新の成果物がまとめられている。デスクトップOSとしても安定したサーバOSを求める場合にも検討できる。