OStaticにおいてA Flurry of Open Source Video-Related Newsのタイトルのもと興味深い内容がまとめられている。Google ChromeやFirefox 3.1の登場における競合対象はほかのWebブラウザではなく、FlashやSilverlightといったリッチクライアントエンジンではないかというものだ。

Google ChromeやFirefox 3.1で実現されることになる機能は大きく見て2つある。JavaScript処理性能の劇的な向上とvideo/audio要素のネイティブサポートだ。この2つの実現がもたらすのは追加のプラグインをインストールすることなく快適に動作するRIAや動画プレーヤということになり、この分野で代表的な存在であるFlashやSilverlightと競合するだろうということが取り上げられている。

Googleはビデオ共有サービスとしてYouTubeやGoogle Videoを提供している。YouTubeやGoogle Videoで提供する動画機能がGoogle Chromeでネイティブ対応することになれば、プラグイン導入の機会が減ることにもつながる。Googleは他にもWebサービスを提供しており、Google Chromeがこういったサービスにネイティブ対応することでほかのプラグインの必要性が減る可能性がある。