ソフォスは本日、世界4カ所でウイルス/スパムなど脅威の解析を行っている「SophosLabs(ソフォス ラボ)」の調査による、2008年7月度のコンピュータウイルス状況をまとめて発表した。

2008年7月度に確認されたメールウイルスのトップ10

1位 Troj/Agent 15.3%
2位 W32/Netsky 13.3%
3位 Troj/Invo 12.4%
4位 Troj/MDrop 9.4%
5位 Mal/EncPk 8.4%
6位 Troj/PushDo 6.1%
7位 Mal/Iframe 5.6%
8位 W32/Mytob 5.0%
9位 Troj/Spy 4.5%
10位 Mal/Spy 3.4%

ソフォスによれば、2008年7月度は3位のTroy/Invo、9位のTroy/Spy、10位のMal/Spyなど、信用度の高い伝票情報を装って添付のマルウェアファイルを開かせる悪質なメールウイルスが多数出現したという。これらのメールウイルスは当初、請求書を装う形で悪質なファイルが添付されており、後に手法を変えて、大手宅配サービス会社UPSの荷物トラッキング情報(配達状況を確認するための情報)に偽装したファイルとして、多数配信されたという。

その他、過去に大規模配信されたウイルスが、今注目されている事象の情報を利用して再度出現するケースも多々見られるという。