W3Cは10日(フランス時間)、XML Signature Syntax and Processing (Second Edition)をW3C勧告として公開した。XML Signature Syntax and Processing (Second Edition)はXMLデジタルシグネチャ処理規則およびシンタックスをまとめたもの。ベースとなっているXML Signature Syntax and ProcessingはもともとIETF/W3C XML Signature Working Groupによって策定されたものだ。Second EditionはW3Cのもとで策定されている。

Second Editionでは正規化アルゴリズムとしてCanonical XML 1.1が追加されているほか包括的な正規化に同方式が推奨されるようになった。それ以外では、ベースとなっているドキュメントで明らかになった問題点が修復されている。

XML Signature Syntax and Processing (Second Edition)に従って実装がおこなわれた場合、その相互運用性が重要な課題となる。相互運用については同日づけでTest Cases for C14N 1.1 and XMLDSig Interoperabilityがグループノートとして公開されている。