トウキョウブランディングシーメディアとヒューマンセントリックスは、"映像型"Web問い合わせフォームのパッケージ型商品「i-form(アイ・フォーム)」を共同開発、10日より販売開始した。i-formはFlashで動画コンテンツを構築するため、既存のWebサイトに簡単に導入することができ、また配信サーバ利用料なども必要ないので、制作費/運営費ともに従来よりも低価格で映像型問い合わせフォームを提供できる点が特徴だ。

金融系企業のWebなどで利用されている映像型問い合わせフォームは、その集客効果の高さから導入を望む企業が多いとされている。だが、動画コンテンツ制作費に加え、配信サーバ利用料がネックとなり、これまで普及が進まない面があった。一般的な映像型問い合わせフォームでは制作から導入まで500 - 2,000万円ほどかかると言われているが、これに対し、i-formは250万円(税別)でナレーション撮影からFlash制作、基本機能設定までを提供する。また、撮影から稼働までに要する期間は1カ月ほどで、既存製品に比べ短期間で導入可能というメリットもあわせもつ。

i-formは、肖像権を除きコピーフリーであるため、自社サイトだけでなくキャンペーンサイトやイベント告知サイトなどに展開することも可能。そのほか、会員登録サイトやリッチコンテンツを活用したサイトなど、「アイディアしだいでさまざまな活用方法が考えられる」(両社)という。

同製品は広告代理店やWeb制作会社経由での販売を計画しており、初年度の販売目標は100フォームに設定されている。なお、ヒューマンセントリックスのデモサイトでは、i-formの使用感を確認することができる。

「i-form」のデモ。撮影から稼働まで、手頃な価格で一括導入できるのがポイント。ユーザ側のブラウザにはFlashがインストールされていればOK