米Sun Microsystemsは2月19日(現地時間)、仮想化(バーチャライゼーション)管理ソフトウェア「Sun xVM Ops Center 1.0」の提供開始を発表した。動作環境はx86またはSPARCプロセッサを搭載し、Linux / SolarisのいずれかのOSが動作しているマシン。Ops Centerは仮想化ハイパーバイザのxVM Serverと並ぶSun xVMの基幹コンポーネント。同ソフトウェアを利用することで、xVMで仮想化されたネットワーク上のリソースの管理を自動化し、リソース稼働状況の監視やプロビジョニング、パッチファイルの適用などにおいて管理業務の省力化を実現する。

年間サブスクリプションの価格は使用するネットワークサービスの機能によって100~350ドルの範囲で設定され、サポートサービス込みで提供される。仮想化リソースの中央管理に必要となるSatellite Serverの1台あたりの年間サブスクリプション費用は100ドル。これにはオンサイトでのインストールやハンズオンでのトレーニングのサービス費用が含まれている。またxVMのソフトウェアはGPLv3によるオープンソースでの公開が行われており、「OpenxVM.org」のコミュニティ上で管理されている。最新アップデートや各種レポートなどは同サイトを介して情報を入手・交換できる。