The Apache Geronimo Projectは18日(米国時間)、Java EE 5対応のアプリケーションサーバ「Apache Geronimo 2.1」をリリースした。

Apache Geronimoは、多数のオープンソースプロジェクトによって構成されているJava EE 5対応のアプリケーションサーバ。Webコンテナとしては「Apache Tomcat」や「Jetty」を選択することが可能なほか、Webサービスフレームワークには「Apache Axis2」、Enterprise JavaBeans(EJB3)の実装には「OpenEJB」など、実績のあるオープンソースソフトウェアによって構成されている。

また、Sunによる「Java Enterprise Edition 5.0 Certification Test Suite」に合格しており、Java EE 5の仕様に準拠していることが確認されている。

今回リリースされた新バージョンでは、コンポーネントベースの管理コンソールが導入されたことによって、より柔軟に管理を行えるようになったほか、GShellというコマンドライン処理環境が搭載され、履歴機能や自動補完機能を用いてApache Geronimoのコマンドを実行できるようになった。また、Apache TomcatをWebコンテナとして用いた場合でも、WADIによるクラスタリングを利用することが可能になった。