インフォースは、AccessからSQL Serverへ移行するアップサイジングツール「AS Upsizer(アズ アップサイザー)」を、4月15日から発売すると発表した。
アップサイジングとは、Accessデータベース(.mdb)から新規または既存のSQL Serverデータベース、または新規のAccessプロジェクト(.adp) に移行する処理のこと。通常はAccessにある「アップサイジングウィザード」という機能を利用してAccessプロジェクトファイルを作成するが、実際に稼働させるにはAccess とSQL Server 間でのSQL文の違いなどの問題点を修正する必要があり、これには高いスキルが要求される。
AS Upsizerはこういった作業を自動で行ってくれるツール。100%の変換を実現するものではないが、従来まで要していた修正作業の手間が大幅に軽減される。また、同ツールで変換できなかった部分にも対処すべく、エラー部分をオンラインで吸い上げ、その部分を手直しして戻す機能も搭載している。
対応プラットフォームは、Accessが2003と2007、SQL Serverは2005だが、SQL Server 2008にも対応予定だという。
同社では発売に先立って、体験版(無料)をダウンロードできる専用ポータルサイトを設けている。