Eloquent JavaScriptというタイトルのもとでJavaScriptに関する情報が公開されている。同コンテンツの作成はMarijn Haverbeke氏の手によるもの。プログラミングの簡単な紹介からJavaScriptを使ったプログラミングの勘どころが丁寧にまとまっている。JavaScriptの仕様を解説するスタイルではなく、実際に必要になる処理や間違いやすい部分について取り上げながら説明がおこなわれている。JavaScriptを使ったプログラミングを実施するすべてのデベロッパに一読をお薦めしたいコンテンツだ。Eloquent JavaScriptの目次は次のとおり。
- Introduction
- Basic JavaScript: values, variables, and control flow
- Functions
- Data structures: Objects and Arrays
- Error Handling
- Functional Programming
- Searching
- Object-oriented Programming
- Modularity
- Regular Expressions
- Web programming: A crash course
- The Document-Object Model
- Browser Events
- HTTP requests
特にEloquent JavaScriptが秀逸なのは、掲載されているサンプルコードがそのまま実行して試せるようになっていることだ。サンプルコードに[→]のアイコンがあれば、同アイコンをクリックすることで同コードが実行され下部に結果が表示されるようになる。[三]のようなアイコンがあればソースコードの表示と実行が実施される。[三]の場合に表示されるソースコードは編集が可能で、いろいろと試せるようになっている。
英語が苦手という方もいるとおもうが、Eloquent JavaScriptはそれを補って余りあるほどサンプルコードが充実しており、英語が読めなくてもサンプルコードを随時閲覧して実行していくだけで、だいたい何を主張しているのかが推測ができるようになっている。すべてのJavaScriptデベロッパにお薦めできるオンラインドキュメントだ。