ヤフーは3日、同社の運営するメールサービス「Yahoo!メール」において、送信元アドレスを偽装した「なりすましメール」を受信拒否できる「なりすましメール拒否設定」機能を追加した。また、Yahoo!メールユーザーに「セーフティーアドレス」を無償提供し、迷惑メール対策を強化した。

「なりすましメール拒否設定」機能は、「yahoo.co.jp」になりすましたメールや「DomainKeys」「SPF」を導入しているプロバイダのメールになりすましたメールを、受信サーバ側で自動判別し受信拒否できるという機能。スパムメールに混在する偽装メールアドレスをシャットアウトし、迷惑メール対策を強化できる。

また、従来Yahoo! BB会員とセキュリティーパック購入者のみに公開していたセーフティーアドレスを無料ユーザーにも開放した。無料ユーザーは最大10個までセーフティーアドレスを作成可能で、Yahoo! BB会員とセキュリティーパック購入者は最大30個まで作成できる。同社では、「ショッピングやメールマガジンの登録などの際に、セーフティーアドレスで作成したサブアドレスを使い、迷惑メールが届き始めたらそのアドレスを削除する」といった利用法を開示している。