Oracleは13日(米国時間)、2つのコンテンツソリューションアップデート版「Oracle Imaging and Process Management 10g リリース3」および「Oracle Information Rights Management 10g リリース3」の一般提供開始を発表した。両プロダクトはOracle Fusion Middlewareのコンポーネント。同リリースでは同社が2006年11月に買収したStellent社のコンテンツ管理プロダクトがそれぞれアップデートされている。
紙ベースの処理コストは、電子文書の場合を60%ほど上回るといわれている。Oracle Imaging and Process Management 10g リリース3は画像処理に対応することでこれに対処。紙ベースデータの処理コストを劇的に改善する可能性をもっている。
Oracle Imaging and Process Management 10gリリース3ではWebインタフェースが追加されているほか、ストレージ機器管理の合理化の実現、負荷分散の最適化、新しいWebサービスAPIの導入、Adobe Acrobatに対するサポートの更新、PDFすかし機能の導入、AES 256ビット暗号化機能の導入などが実現されている。
また、Oracle BPEL Process Manageに新しく認証機能を提供できるようになったほか、Oracle Financial Management、PeopleSoft Enterprise Financial Management、JD Edwards EnterpriseOneなどのOracleアプリケーションやSAP ArchiveLinkなどの外部アプリケーションについてより幅広い認証機能を提供する。