経理、財務、IT専門の人材サービス会社の米Robert Half Internationalは8日(現地時間)、フルタイムまたはパートタイム勤務の18歳以上の会社員492人を対象に行われた経営者に求めるユーモアのセンスについての調査結果を公表した。

調査の結果、経営者が持つユーモアセンスについて、65%が「とても重要」、32%が「いくらか重要」と回答。「まったく重要でない」と答えたのは、わずか3%だった。一方、自身の上司(経営者)については、87%が「優れたユーモアセンスを持っている」と回答している。

Robert Half Internationalのチェアマン兼CEOのMax Messmer氏は「自身、そして困難な状況を笑える経営者は近寄りやすく、部下に積極的に接触しようとしている。一方で、無分別な陽気さというのは、スタッフの間にストレスな状況を生み出してしまいがちでもある」と述べ、行き過ぎたユーモアは逆効果をもたらすと警告している。さらに「スーパーバイザーというのは、ビジネスの目的の達成や、効果の促進、プロ意識の維持など、必要に応じて現場のムードを明るくするバランスをわきまえるべきだ」と提言している。