シャープは、同社が保有する液晶関連の特許を侵害したとして、韓国Samsung Electronicsと、関連会社の米Samsung Electronics Americaおよび米Samsung Telecommunications Americaを、米テキサス州東部地方裁判所に提訴したことを明らかにした。

今回の訴訟対象となっているのは、シャープが米国で保有している、液晶表示技術などが関係する5件の特許。同社は、ライセンス供与を視野に入れ、Samsungとの協議を続けてきたものの合意に至らず、提訴に至ったとしている。

同社は、損害賠償に加えて、保有特許技術を侵害するSamsung製の液晶モジュール、液晶テレビ、液晶モニタ、携帯電話などの輸入および販売差止めを要求しているという。