日本HPは3日、2Uラックマウントサーバ「HP ProLiant DL180」2モデルを発売した。出荷開始は8月中旬の予定。同モデルはエントリクラスの価格帯で提供される。2UサイズでエントリクラスのサーバはHPとしては同モデルが初となるという。

2Uラックマウントサーバ「HP ProLiant DL180」

プロセッサソケットは2つで、最大2基のプロセッサの搭載が可能。2Uラックマウントで、高さは約8.6cmとなる。デュアルコア インテルXeonプロセッサまたはクアッドコア インテルXeonプロセッサを使用。3.5インチHDDを最大8台筐体に内蔵可能で、SASなら最大2.4TB、SATAなら最大6TBのストレージ/容量が実現できる。画像アーカイブやファイル共有など、大容量の内蔵ストレージを必要とする用途向けに展開する予定。なお、同モデルは東京昭島事業所におけるフルカスタマイズCTOの対応製品となり、9日から日本生産も開始する予定だという。

「HP ProLiant DL180」の主な特長は以下の通り。

  • プロセッサは、デュアルコア インテルXeon 5110(1.60GHz)、クアッドコア インテルXeon E5320(1.86GHz)、クアッドコア インテルXeon E5335(2GHz)のいずれかを最大2基搭載。チップセットはインテル5000V。
  • メモリはPC2-5300 FB-DIMM DDR2-667。標準で1GB。最大で16GB(4×4GB DIMM)。
  • 最大8基のホットプラグ対応SAS(最大2.4TB)またはSATA(最大6TB)HDDを搭載可能。標準構成はディスクレス
  • RAID 5に標準対応するHP純正RAIDコントローラ、「HP Smartアレイ E200/128 BBWC」搭載
  • ネットワークはオンボードNC7781 PCI-X Gigabit 10/100/1000 NIC×1

価格はデュアルコアで19万8,450円から。