NTTレゾナントは、同社運営のポータルサイト「goo」が提供する「goo RSSリーダー(ウェブ版)」において、「おすすめRSS」の実験を行っている。これはNTTコミュニケーションズが開発した「リコメンデーション技術」を活用し、ユーザーのRSS閲覧履歴をもとに、各ユーザーの嗜好に沿ったRSSを抽出・表示するというもの。実験は今年12月下旬までの予定で、期間中は無料で利用できる。

現在、goo RSSリーダーはオンラインで使用するWeb版とローカルで動作するアプリ版、Web版と連動して使えるケータイ版が提供されており、サービスのユーザーは122万人(2007年4月現在、同社発表)。「おすすめRSS」の実験は、このうちWeb版で行われている。

リコメンデーションは、情報の氾濫するWebにおいて、興味を持つであろう人に情報を届ける方法として、活用が広がっている。口コミやアフィリエイトなども外部に情報を求めるということで、広い意味でリコメンドに区分され、Webマーケティングやプロモーションにおいては外せない要素となっている。

まずはgoo RSSリーダーの紹介

goo RSSリーダー(Web版)は、ブラウザ上で動作するタイプのRSSリーダーだ。ツールなどをインストールする必要はなく、アカウントを取得してページにログインするだけで、すぐに使用できる。

「goo RSSリーダー(Web版)」画面。フォルダを選択すると、フィードごとに枠で項目が表示される。枠のサイズや一度に表示される項目数はカスタマイズ可能

「おすすめRSS」を開いたところ。このエリア内ではフィードの内容を見ることはできない

ページの左側にRSSフィードのリスト、フィードを選択すると右側に配信された項目が表示される。フォルダごとにフィードを一覧表示することができ、多数のフィードも1つの画面で確認可能だ。読みたい項目をクリックすると別ウインドウで記事ページが表示される。また、項目にマウスを乗せると表示されるポップアップメニューから「あとで読む」に設定しておくと、それらを「あとで読む記事」のフォルダから一斉に開いて、まとめ読みができる。これらの操作はキーボードショートカットでも行え、効率よく情報をチェックできるようになっている。

では次のページで、早速「おすすめRSS」機能を使ってみよう。