22日(米国時間)、Wicket ProjectがApache Incubatorを卒業してトップレベルプロジェクトに昇格したと発表された。今後はThe Apache Wicket projectとして活動を継続していくことになる。WicketはJavaで開発されたコンポーネントベースの軽量Webアプリケーションフレームワーク。

Apache WicketはHTMLとロジックを分離して扱えるという特徴がある。類似のWebアプリケーションフレームワークとは異なり、設定ファイルや特殊なマークアップ、特殊な言語、特別なツールなどを使う必要がなく、JavaとHTMLだけから構成されている。デザインとロジックの分離が明確なうえ、双方をジョイントする設定ファイルが不要である点が特に大きな特徴だ。Wicketに興味があるデベロッパはこれを機に調査してみるとよいだろう。