The Spring Framework Projectは12日(米国時間)、Spring IDEの次期リリースへ向けた準備リリースとなる「Spring IDE 2.0 RC1」を公開した。これは2つ予定されている準備リリースの1つめ。RC2は次の週に実施される見通し。SpringOne 2007の時期(6月20日~22日)にはSpring IDE 2.0の最終版が公開される。同プロダクトはEclipse Update Managerを経由したインストールが可能だ。
Spring IDE 2.0 RC1における主な改善点は次のとおり。これ以外にもたくさんのバグが修正されている。
- 機能拡張可能なSpring 2.0名前空間ベースの設定機能の追加
- Mylin (aka Mylar)サポートの追加
- Spring JavaConfig M2サポートの追加
- Spring Web Flowサポートの追加(WTP XMLエディタへのエクステンションを含む)
- Spring AOPベースの開発を実施するためのツールを追加
- 操作性とUIの改善
- バリデータAPIの導入および同機能を実現するためにBeansConfigValidatorのリファクタリングを実施
- 多くのビルドに対応するためにSpringProjectBuilder/WebflowConfigValidatorのリファクタリングを実施
- Spring BeansConfigファイルを作成するためのウィザードを追加
- AOPリファレンスモデルを保存/リストアするための機能を追加
- Eclipse 3.3における互換性問題の修正
Spring IDEはJavaで開発されたグラフィカルユーザインタフェース。Eclipseプラットフォームで動作するプラグインとして開発された統合開発環境で、Spring Frameworkで使われている設定ファイルを操作することをおもな目的としている。