ネオジャパンは11日、同社が開発/販売するWebグループウェアの新バージョン「desknet's Version6」を提供開始した。新バージョンでは「会議」をコンセプトに開発、グループウェアとしてはじめて議事録機能を採り入れている点が最大の特徴だ。
グループウェアといえば「コミュニケーションツール」という認識が一般的で、個々の機能(スケジュール機能、ToDo、回覧など)にポイントが置かれがちだが、同製品は複数の機能を串刺しのように連携させる「ジョブ」概念を適用している点に注目したい。
同社によるヒアリングによると、グループウェアユーザは「会議の予約をスケジュールに記入する」「会議の招集をWebメールで行う」「会議の決定事項を回覧板で確認する」など、グループウェアを会議の事前/事後に利用するケースが多いという。そこでdesknet's Version6では「会議」に関するすべてのジョブを一貫してサポートし、業務効率を向上させるための新機能として「議事録機能」を追加、「スケジュール」「ToDo」など他の機能との連携を強化したユニークな仕様となっている。
議事録機能により、開催前から開催後まで以下のことがサポートされる。
- 開催前: 目的の明確化…アジェンダの登録、参加者への通知、資料作成依頼
- 開催当日: 内容の文書化
- 開催後: 情報の共有化…記録の回覧、添付資料も含めた記録の一元管理
同社によれば、開催前にアジェンダが提示されていれば、参加者は会議の目的を理解しやすくなり、参加への意識も高まるという。また、アジェンダに沿って議事進行することで会議の時間短縮にもつながる。保管された議事録はいつでも閲覧/確認できるため、会議前後のタスクや決定事項も参加者間で共有可能だ。
desknet'sの議事録機能。最初のアジェンダ登録(左)が会議をスムースに進行させるポイント。スケジュールなど他機能とも連携している(中)ので、会議全体をくまなくサポートする。保管した議事録(右)はいつでも閲覧可能 |
なお、同製品のもうひとつの新機能として、スケジュール機能におけるGoogle Mapとの連携が追加されている。
価格は5ユーザライセンス4万1,790円、無制限ユーザライセンスは104万7,900円。desknet's Version 5のユーザは無償でVersion 6にアップグレード可能。なお、同社のWebサイトから60日間無料体験版がダウンロードできる。