米Oracleは24日(現地時間)、ソフトウェアベンダーのLODESTARを買収すると発表した。LODESTARは、主に公共事業を手がける企業向けのパッケージソフトウェアを開発/販売する企業。特に、エネルギー産業向け負荷分析/見積もりソフトウェアで20年以上の実績を誇り、現在でも市場を牽引している。

Oracleは、2006年11月に公共事業向けソフトウェアベンダーのSPL WorldGroupを買収している。現在、同社製品とOracle固有のテクノロジーとの統合作業が進められているが、今回の買収により、その統合製品にLODESTARのテクノロジーを加えた巨大なソリューションが提供されることになる。

買収完了は5月の予定。Oracleによると、LODESTARの買収が完了した暁には、世界のトップ10に数えられるすべてのガス/電力企業をはじめ、約2,500社の公共事業向け企業を顧客に抱えることになるという。