銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、ホステスを並べて「お前はイケる」「抱ける」「お前は無理」と、一人ひとりを指差しながら宣言するおじさん。
「バチェラー」に憧れる気持ちはわからなくもない
ほとんどのキャバクラでは、基本的にはお客様1人に対し、キャバ嬢1人が席についてマンツーマンで接客を行います。
大好きな女の子とデートをしているような、そんな甘いひと時を過ごせるかもしれません。
一方で、クラブでは1人のお客様を複数のホステスが取り囲んで接客するのが一般的。薄着の女性を両脇に抱えてハーレム気分を楽しめるのがクラブの魅力のひとつです。
おじさんの中には、ホステスを1列に並ばせて
「お前はイケる」
「抱ける」
「お前は無理」
「はい、ブス」
と、バチェラー(才色兼備な独身男性を複数の女性が奪い合い、その様子を配信している恋愛リアリティ番組)ごっこをはじめる方も。
ちなみに私には
「痩せてくれたら付き合ってあげる」
でした……。
大物(?)新人の一言で凍り付く宴席
しばらくは気持ちよくバチェラー気分を楽しんでいたおじさんですが、人の顔色とか、その場の空気とかを全く気にしないタイプの帰国子女に、
「私はおじさん無理です~」
と、一刀両断されていました。
令和だなあ、と思いました。
「〇ちゃんたら照れ隠し?」 「私はおじさんだーい好き」 「むしろおじさんじゃない」 「とってもダンディでセクシーよね」
と、ベテランたちによる必死のフォローでなんとか持ちこたえました。チーム戦でよかったです。
箱の内側からもあなたたちのことは見えています
今回は、ホステスを並べて「お前はイケる」「抱ける」「お前は無理」と、一人ひとりを指差しながら宣言するおじさんについて解説しました。
男性のほとんどは、女性の外見についてあれこれと注文をつけるのは得意ですが、自分自身が客体となって観察されることはうまく想像できないんじゃないか、と感じることが多いです。
だから、「お前はイケる」「抱ける」と、一方的にジャッジできてしまう。自分自身は薄毛のシワクチャで、そのくせムダ毛はボーボー、おまけにお腹はデップリとベルトの上にのっかっちゃっているんですけど。
パッケージの外側から内側を覗き込んでいる感覚なのでしょうか。箱の内側からもあなたたちのことは見えていますよ。南無。

