銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。
今回ご紹介するのは、どう見てもお父さんかお爺ちゃんなのに「お兄ちゃんだと思ってくれていいよ」と言ってくれるおじさんです。
嬉しいけど干支一周以上離れてるから
「上京してまだ3年なんです」なんていうお話をすると、「そうかそうか! わからないことは何でも聞いてね」と、頼もしいことを言ってくださるおじさんがいます。
江戸っ子は優しいですね。私と同じように田舎から上京した方の中にも当初の苦労を思い出すのか、田舎娘に親切にしてくださる方が多いです。
中には
「俺のことは東京の"お兄ちゃん"だと思ってくれていいよ」
なんてことを言ってくださる方も。
うーん……嬉しいです。嬉しいけれど、どう見てもお父さんかお爺ちゃんです。私の顔、そんなにシワシワなのかな。正直なところちょっとショックです。
お兄ちゃんの暴走
銀座に来たばかりの頃、「お兄ちゃんだと思ってくれ」と優しくしてくださったおじさんがいました。
ある日、アフターで中華料理店に連れて行っていただき、お腹いっぱい食事をご馳走していただいたあと、さて帰ろうかということになり、「お兄ちゃんが送っていくからね」ということになりました。
同じタクシーに乗り込み、運転手さんに行き先を伝えたあと、"お兄ちゃん"とおしゃべりをしていると彼は
「じゃあ、お兄ちゃんにチューしようか」
と、言い出しました。口をキュッとすぼめてスタンバイもしていました。
はいはい、またまたあ……とこちらが受け流し、いやいやまあまあ……と、あちらがさらに迫ってくるみたいなことを5、6回繰り返したあと、さすがにしつこいので
「兄妹はキスしないよ」
と、お断りしました。お兄ちゃんはしょんぼりと肩を落とし、それ以降全く口を聞いてくれませんでした……。
夢を壊してしまってすみません。
だって私は妹なのですから
今回は、どう見てもお父さんかお爺ちゃんなのに「お兄ちゃんだと思ってくれていいよ」と言ってくれるおじさんについて解説しました。
お兄ちゃんなら家賃もお小遣いもくれて、「お前に似合うと思って」と貴金属のプレゼントくらいして欲しいものです。
そしてあなたのお金で毎日遊んで暮らしたいです。
え? チューですか? 兄妹はキスなんてしませんよ。

