ハイブランドは、多くの人に愛される名品を持っています。それぞれのブランドのこだわりや技術、センスが詰まった奥深い世界には魅力がたっぷりです。本連載では、『教養としてのハイブランド』(彩図社)で話題のとあるショップのてんちょう氏が、毎月選りすぐりのアイテムを語っていきます。
第三回の名品語り、今回紹介するのはトムウッドのリングです。
ファッション好きの方は別として、一般的に男性がリングをつけることは少ないという印象があります。
とはいえ、リングはコーディネートのアクセントとして取り入れると、よりこなれた雰囲気を出せるアイテム。「お洒落とは他人との差」とよく言いますからね、ベタですけどそういうのは大事です。
個人的にもリングは好きなので、ここで何か一つオススメしようかなと。という訳で今回紹介するのが、トムウッドの「クヌート・リング」です。
簡単にブランドの説明をしましょう。
トムウッドは2013年にモナ・ヤンセンによって設立されたノルウェーのジュエリーブランド。北欧らしいシンプルで洗練されたデザインが特徴的です。
ブランドの代表的なアイテムはシグネットリングで、オニキス、ラルビカイト、タイガーアイなどの天然石をベゼルにセットしたデザインは見たことある人も多いはず。
ロンハーマン、エストネーション、エディション、ドーバーストリートマーケットといった高感度なセレクトショップで取り扱われており、アパレル業界の人々をはじめ、ファッショニスタや芸能人にも広く愛用されています。
写真は私物のトムウッドのKnut Ring(クヌートリング)。定番のクラシックなシグネットリングと比べると、より細身でミニマルにアレンジされたデザインになっているのが特徴。
ブランドのシグネチャーモデルも魅力的ですが、手が細い方や、初めてリングを購入する男性の方へ特におすすめ。もちろん、ゴツめのリングもかっこいいので、ここはまあ好みでしょうね。
創業してから10年余りと比較的若いブランドですが、既に定番としての地位を確立しつつあるブランドだと思います。
時計や靴が分かりやすいのですが、ブランドには「格」のような概念があります。名前は流石に出せませんが、「有名だけど、あんまりイメージがなぁ……。」と思うブランドは皆さんにもあったりするでしょ。
その点においてトムウッドはうまいと言いますか、このファッションリングという分野にて、洗練されたイメージを損なわず地位を築いたといえるでしょう。全然ネガティブなイメージがないです。
所謂ハイブランドと比較して価格もおさえられていますからね。その意味でも多くの人が手に取りやすいブランドだと思います。
プレゼントや、男女ペアでつけるのもオススメですよ!