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【答え】マツダ「サバンナRX-7」
正解はマツダの「サバンナRX-7」です。
サバンナRX-7はマツダ(当時の東洋工業)がロータリーエンジンを搭載したスポーツカーとして1978年に発売しました。車名の「R」はロータリーエンジン、「X」は未来を意味するネーミングだったそうです。1985年にはフルモデルチェンジを経て2代目「サバンナRX-7」(写真)が登場しました。
フルモデルチェンジでファストバックスタイル(ルーフからリアにかけて傾斜したクルマのデザイン)になったサバンナRX-7。エンジンはツインスクロールターボ付き13B型ロータリーエンジンを搭載していました。アルミ鍛造のサスペンションを使用することで軽量化を図り、走行性能を大幅に向上させたモデルでした。
1992年には生産が終了し、3代目「RX-7」が登場します。世代が変わるごとにボディの軽量化、エンジンの高出力化を進め、世界唯一のロータリースポーツカーとして一時代を築いた「RX-7」ですが、日本国内ではスポーツカーの需要が徐々に低下していきます。また、ロータリーエンジンの環境対策には限界があり、2002年には生産終了となりました。初代サバンナRX-7の登場から24年にわたって愛されたマツダのピュアスポーツは終焉を迎えるのです。
写真の車両はマツダミュージアムが所有しています。もともとは61歳の男性が、退職を期に、若い頃に憧れていたクルマを第2の人生のパートナーに、との思いで購入した個体だそうです。このクルマを譲り受けたマツダミュージアムでは現在、展示に向けた準備を進めているといいます。
1980年代から1990年代にかけての国産スポーツカーには、今でも語り継がれる名車がたくさんあります。少しでも多く国内に残していきたいものですね。
以上、室井大和さんの解説でした。それでは、次回をおたのしみ!