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4 クルマのクイズ

ボンネットに空気を取り入れる穴が開いたマツダ車は珍しい? このクルマの正体は

MAR. 26, 2025 11:30
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問題をおさらい!

  • なんというクルマ? という問題でした

正解はこちら!

【答え】マツダ「サバンナRX-7」

正解はマツダの「サバンナRX-7」です。

サバンナRX-7はマツダ(当時の東洋工業)がロータリーエンジンを搭載したスポーツカーとして1978年に発売しました。車名の「R」はロータリーエンジン、「X」は未来を意味するネーミングだったそうです。1985年にはフルモデルチェンジを経て2代目「サバンナRX-7」(写真)が登場しました。

  • マツダ「サバンナRX-7」

    写真の2代目「サバンナRX-7」は「ノスタルジック2デイズ2025」でマツダが展示していた個体です

フルモデルチェンジでファストバックスタイル(ルーフからリアにかけて傾斜したクルマのデザイン)になったサバンナRX-7。エンジンはツインスクロールターボ付き13B型ロータリーエンジンを搭載していました。アルミ鍛造のサスペンションを使用することで軽量化を図り、走行性能を大幅に向上させたモデルでした。

  • マツダ「サバンナRX-7」

    リアはスッキリとまとまっています。リアガラスが大きいのも特徴です

  • マツダ「サバンナRX-7」

    ファストバックスタイルでスポーツカーらしさをうまく表現しています

1992年には生産が終了し、3代目「RX-7」が登場します。世代が変わるごとにボディの軽量化、エンジンの高出力化を進め、世界唯一のロータリースポーツカーとして一時代を築いた「RX-7」ですが、日本国内ではスポーツカーの需要が徐々に低下していきます。また、ロータリーエンジンの環境対策には限界があり、2002年には生産終了となりました。初代サバンナRX-7の登場から24年にわたって愛されたマツダのピュアスポーツは終焉を迎えるのです。

写真の車両はマツダミュージアムが所有しています。もともとは61歳の男性が、退職を期に、若い頃に憧れていたクルマを第2の人生のパートナーに、との思いで購入した個体だそうです。このクルマを譲り受けたマツダミュージアムでは現在、展示に向けた準備を進めているといいます。

  • マツダ「サバンナRX-7」

    内外装はほぼ当時のまま。状態がいい「サバンナRX-7」は年々減少傾向にあるそうです。

  • マツダ「サバンナRX-7」

    シートにもほつれが見当たりません。前オーナーが丁寧に乗っていたことがうかがえますね

1980年代から1990年代にかけての国産スポーツカーには、今でも語り継がれる名車がたくさんあります。少しでも多く国内に残していきたいものですね。

  • マツダ「サバンナRX-7」

    国産スポーツカーはどんどん海外に流出しているのが現状です。できるだけ国内に残してほしいものです

以上、室井大和さんの解説でした。それでは、次回をおたのしみ!


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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