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【答え】お金の代替品としての価値など
金がプラチナよりも高い理由はいくつかあります。以下で説明していきます。
(1)お金の代替品としての価値
金は古来からお金(貨幣)として利用されてきました。「金はお金」という価値観は1970年まで続きますが、その後はドルの台頭によりその地位を譲ることになります。しかし、2001年の同時多発テロをきっかけにドルへの信用が徐々に失われ、貨幣としての金が再び注目を浴びることになります。実際、このころから、中国や東南アジア各国が外貨準備金としてドルの割合を減らし、金を購入していくことになります。
一方、プラチナは希少価値こそ金よりも高いのですが、貨幣の代替品の役割を担えるほどの供給量はなく、お金としての価値を持つには至っていません。
(2)投資商材としての価値
貨幣としての側面を持ちながら実物資産でもある金ですが、2004年ごろの金ETF登場をきっかけに投資商材としての金の需要が加速しました。プラチナETFも2010年ごろから始まりますが、経済情勢の影響を大きく受けるプラチナETFは金ETFよりも人気が低くなっています。
(3)工業用素材としての価値
電子機器や半導体部品として使われる金に対し、プラチナは自動車の排ガス浄化触媒として利用されています。
自動車の排ガス浄化触媒の世界では技術革新が進んだり、パラジウムなど代替え金属の利用が進んだりしていることから、工業用素材としてのプラチナの使用が減少しています。
上記のような理由が絡みあい、金とプラチナの価格差が広がっているわけです。
株式会社Clarisse
本社:東京都新宿区西新宿8-11-1 日東星野ビル6階
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設立:2024年9月
事業内容:貴金属をはじめブランド品やダイヤモンド・ジュエリーの買取・販売、全国でゴールドプラザ13店舗を運営