一般的なサラリーマンから億り人となった起業家の中野祐治氏がおくる『起業で「億り人」になった人の絶対ルール』。限られた特別な人でなくても「ルールを真似して再現する」ことで誰でも起業ができる、と話す著者が提示したルールの中から、一部を抜粋してお届けします。
第3回は「自己投資しまくろう」です。
自己投資しまくろう
「投資」と聞くと、まずは株や不動産を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は最もリターンが大きいのは「自己投資」です!
仮に金融商品に200万円を投資して、3%の利回りがあったとしても、年間たったの6万円。月にしたら5000円です。
インフレ・リスク・プレミアムで一瞬のうちに帳消しになってしまうような利益を追求して、「俺は資産を運用している」と得意げになっている人がいたら「一体何を目指しているの?」と問いかけたい気持ちになります。
私自身、自己投資にかなり力を入れてきたおかげで、ビジネスもプライベートも成長し続けることができました。
収入は読書量に比例します。
もしあなたが、何冊かビジネス書を呼んで、最初から最後まで新鮮な内容だと感じたら、自分の読書量はまだまだ足りないと思った方がいいかもしれません。
マネジメントの父と呼ばれるピーター・F・ドラッカーのビジネス書も、みんな最初は刺激を受けながら過去の本を読み漁りますが、2冊、3冊と読み込んでいくと、「書いてあること、けっこう同じじゃない?」と理解できる瞬間が訪れます。それが、本質に近づいた裏付けだと思います。
著者と出版社がサボっているわけではありません。本質はそう簡単に変わるものではないからです。
本質に辿り着くことができてはじめて、その本は自分の血肉になるのだと思います。そのレベルになるためには、ひたすら本を読みまくって、自分の思考力、知識、視座を磨く努力を続けることが不可欠です。
量があってはじめて質が生まれます。何事も量質転化です。
私の経験上、本を1冊読むという自己投資をすることによって、将来的に月収が1万円 上がるという感覚です。
私は24歳でメンターに弟子入りをして読書の重要さを教わり、それから毎週1冊のビジネス書を読むと決めて、今でも週最低一冊はビジネス書を読むようにしています。良書は何度も読み返す場合もあります。
1週間に1冊、月に4冊、年間で約50冊です。
それを約20年以上続けています。合計1000冊以上(例えば3回読んだ本は3冊とカウントしています)以上のビジネス書を読み、月収が1000万円を超えています。
まさに、1冊読んで月収が1万円上がっているのです。
もちろん本を読むだけで、何も行動に起こさなければそうはなりません。本で学んだことを実践しまくってきました。
自己投資を続けてきて、とんでもないハイリターンになったのです。
日本には正社員が3500万人もいます。ビジネス書は10万冊も売れたら大ベストセラーです。割合でいったら0.5%未満です。しかも、正社員以外の人も当然読むので、実際の割合はさらに低くなります。つまり、本を読むこと自体に希少価値が生まれる時代になっているのです。
本を読むだけで、あなたは他の人よりも一歩抜け出しているということです。そして、起業家として成功したいのであれば、読書は必須です。
すぐに上手くいかなくても、絶対に成長があります。とくに自己投資で蓄積したものはなくならないということが利点です。明日会社が倒産しても、自分の知見や知識は消え去りません。競争が厳しい時代だからこそ、自己投資の重要性が増しています。技術や知識が常にアップデートされる現代では、自己成長し続けることが唯一の勝利への道です。
自己投資を怠ると、いつの間にか周囲に追い越されてしまうのです。自分にかけた投資は、リターンが最も大きく、確実なものです。
『起業で「億り人」になった人の絶対ルール』(中野 祐治著/ビジネス社 刊)
週末起業からスタートして年収1億円を実現した成功者が、その道のりを完全公開! 「家族と友達には相談するな! 」「『仲間』が最高のお客さま」「本を1冊読んで月収1万円アップ」週末起業から成功する超実践的ノウハウが手に入る!
・人生はカンニングOK! どんどんマネしよう・「信頼残高」と「にこやか貯金」・下足番になったら、そこでトップになってみろ! ・やりたいことがお金になるとは限らない・イメージと違うことがほとんど・世界中の人に売らない・友人が減ることを恐れるな・起業家の仕事は99.99999%新規開拓! ・自己投資しまくろう・アンチに対する接し方・月収200万あたりの落とし穴・起業家にしか味わえない喜び
「給料だけでは豊かになることができない」と気づいた著者は、ビジネスの成功者〈メンター〉との出会いをきっかけに「週末起業」を始めます。メンターのアドバイスを忠実に実行する著者のまわりには人やお金がみるみる集まり、ついに念願の「億り人」を実現しました。本書は、著者が自身の軌跡から発見した「成功への絶対的ルール」をあますことなく紹介。「『変わった奴』と言われたら喜ぼう」「友達が減るのは当たり前」「ビジネス書を1冊読むと月収1万円アップ」など、超実践的なノウハウ満載の本書をマネして、お金持ちになりましょう!